ジャワ島では、西部のスンダ語、中部を中心に広域にわたるジャワ語、東部のマドゥーラ語という民族語が主な民族語といわれています。
 
本来ジャワ語はジャワ文字で記されるものであったが、20世紀後半からラテン文字に切り替えた。ジャワ語は、オーストロネシア語族のマレー・ポリネシア語派のスンダ・スラウェシ語群(英語版)(西マレー・ポリネシア語群)のスンダ語群[要出典]に属する。言語学的に見て、マレー語、スンダ語、マドゥラ語、バリ語と深い関係がある。また、スマトラ島やボルネオ島の諸語、マダガスカル語といくらかの関係がある。
 
ジャワ語は中央ジャワから東ジャワにかけて話されている。また、西ジャワの北海岸でも同じように用いられている。マドゥラ島、バリ島、ロンボク島、および西ジャワのスンダ語地域において、文語として用いられる。パレンバン、南スマトラでの宮廷では、18世紀の終わりにオランダによって侵略されるまで宮廷語であった。
 
ジャワ語は現在、どこの国の公用語でもないが、ジャワ語を母語として用いる人の数は、オーストロネシア語族の中で、断然一位である。およそ八千万人がこの言葉を話すかまたは理解する。少なくともインドネシアの総人口の 45% は、ジャワ語の家系であるか、ジャワ語が支配的な言語である地域に住んでいる。1945年以降、インドネシア大統領の五人に四人までがジャワ語の家系である。従って、インドネシアの国語でありマレー語の新しい方言であるインドネシア語の発展に、ジャワ語が大きな影響を与えていることは、驚くべきことではない。